Q:ピアノを2階に置きたいのですが、大丈夫ですか? A: 床補強をしてあれば安心で間違いありませんが、そうでない場合には家を建てたハウスメーカーや工務店に一度確認、相談をして下さい。住宅の居室の床の「積載荷重」については、建築基準法施行令の第八十五条に決まりがあり、1平方メートルあたり180kgの荷重に耐えること、とされています。
Q:材質が違うと、何が違いますか? A: よくこんな話を聞きます。「ハンマーレールが木で出来ているピアノの方が音が良いと聞いたのですが?」 ハンマーレール(アクション図参照)には、木製と金属製があります。ハンマーレールの役目は、ハンマーが弦を叩くまでの距離を制限してます。この部品は 共振して音色に影響する部品ではありません。また、ソフトペダルを踏んだときに、弦までの距離を縮める役目をしています。発生した音とは全く関係ありません。もしあるとしたら音が発生した後に、この部品に当たった音がどう変化するかを考えなくてはいけません。この部品の近くで計測すれば変化はあるでしょう。しかしピアノの音は大きな響鳴板から発生した後、部屋に響いた音を聞いています。変化したとしても人間の耳で聞き取れる範囲とは、とても思えません。 ハンマーフェルトや、響鳴板の材質が違えば、音色は変わります。良い材質を使った方が、当然良い音がします。但し、その違いが分かる為には、かなり精密に 他の部品が調整されていることが前提となります。バランスの取れた高級機種ならばその違いは重要ですが、一般機種に部分的に高級材質を使うのは疑問です。どんなピアノも、きちんと調律師が調整をしなければ、そのピアノのベストな音は作れません。また、いくら良い材質のピアノでも、整備不良では良さは発揮しません。 Tags: ピアノ選び
Q:機種の違いは何ですか? A:デザインや背丈、音質や響き、材質が違います。お手数ですが、初めてのピアノ選びのページや良いピアノの選び方のページを参照して下さい。 初めてのピアノ選び 良いピアノの選び方 Tags: ピアノ選び
Q:音色が不揃いな気がするのですけれど。 A: ピアノの音色は、湿度や温度の変化でも変わります。一時的なものか、継続的なものかお知らせ下さい。 音色だけではなく、音量のバランスが良くない場合も考えられます。 安定した音色を維持するには、調律だけでなく定期的な整音や整調が必要です。 整音とは、音を整える作業です。ハンマーフェルトの磨耗が激しい場合は、整形が必要です。 しかし、安易にハンマーフェルトを削ったり整音するのは危険です。 また、鍵盤の高さや深さを揃えるだけでも、ある程度は音色が整えられます。 音色が気になる方は、整音や整調をご検討下さい。 費用は状態により変わりますので、調律師にご相談下さい。 Tags: 調整, 音色