Q:デジタルメトロノームが使えなくなったのですが? A:デジタルメトロノームが動かない場合は、電池切れが考えられます。簡単に電池交換の方法をご説明します。解説ページを参考に交換してみましょう。 デジタルメトロノームの電池交換 Tags: メトロノーム
Q:ピアノの鍵盤の上に置く赤いフェルトの布は、何の役割をしているのでしょう? A:フェルトの布を、キーカバーといいます。最近のピアノでは、何も役目は果たしていません。一般的なピアノの鍵盤の蓋には、譜面台が取付いています。以前は鍵盤蓋を閉めると、この譜面台が黒鍵と接触して、黒鍵と譜面台を傷つけることが有りました。最近のピアノは、この譜面台のヒンジ(蝶番)のところに5mmほどの真鍮製のダボがついています。このダボで、譜面台がロックされます。鍵盤蓋を閉めても、黒鍵とは接触し難くくなりました。しかし、ダボ調整が悪かったり、譜面台をしっかり仕舞わないと譜面台はロックされず、黒鍵に接触してしまいます。この場合は調律師にご相談下さいキーカバーを掛けた方がその点安全です。 グランドピアノの場合やアップライトピアノの上譜面台タイプは、譜面台は別のところに付いているので意味は有りません。演奏者にとって大事な鍵盤だから、大切にしたいという気持ちの現れでしょうか。 Tags: キーカバー, 管理
Q:乾燥剤や防虫防錆剤を調律師に勧められますが、必要でしょうか? A: ピアノにとって、湿気は大敵です。音が悪くなったり、タッチが重くなったり、ひどい時は音が出なくなったリします。また、白カビや金属部の錆、虫の発生の原因にもなり、さらにはピアノの寿命を縮める原因にもなり兼ねません。出来る限り、湿度を50%前後に保つことが理想です。弊社に入庫するピアノの内部を見ると、違いが分かる事があります。乾燥剤が入っていたピアノは、木部にシミが少なく、埃も湿気を含んでいない為、簡単に除去掃除できます。しかし、乾燥剤が入っていないものは、埃が湿気を吸い、ベタついてカビが生えていたりする事があります。また、ピアノのフェルト類に、虫食いが見られる事もあります。緑や赤の小さな粉が、虫の糞です。 またフェルトに2~3㎜の穴を見つけることもあります。近年住宅環境が良くなった為か、虫も生息し易い様で、冬でも活動する虫を発見する事があります。近年気候の変化か、年々湿度の上昇を感じることがあります。何十年もカビが生えたことが無かったのに、今年はカビが生えたというピアノを拝見しました。高価なピアノを大切にする為にも、ピアノに良い環境造り(室温・湿度)が必要です。良い環境を保つことが出来れば、カビや虫の発生は抑える事は出来ます。乾燥剤や防虫防錆剤は、ピアノ内部を良い環境に保ち易くするものです。状況に応じて、調律師に相談しましょう。 Tags: 調律, 乾燥剤, 管理