部屋の音の伝わり方
部屋の音の伝わり方には、「空気伝播」と「個体伝播」と2種類有ります。
空気伝播音:ピアノの音がドアの隙間や開けられた窓などから空気を伝わって広がる音
固体伝播音:ピアノの振動がキャスターを通じて床や壁などに伝わり、それらから放射される音
戸建住宅は比較的通気性に富むので「空気伝播音」に、
集合住宅は密閉度が高めなので「固体伝播音」に、工夫がそれぞれ必要になってきます。
ピアノの音の伝わり方
ピアノの種類により、音の伝わり方が異なります。
設置場所により、壁からの反射音も異なるので音の聞こえ方が変わります。
矢印の色が濃い程、よく音が出ています。
防音対策
防音対策には、音をなるべく外へ伝わらない様にする工夫が必要です。
音が気になる方は、出来る事から実施してみましょう。
・外壁に面した壁や窓の近くを避けて設置する(集合住宅はお隣の家と隣接しない壁に設置する)
・和室に設置する
・窓や雨戸、カーテンを閉める
・窓のカーテンを厚地または二重にする
・床面にカーペットやピアノの下にゴム製インシュレーターを敷く → アクセサリー(防音)
・アップライトピアノは背面に、グランドピアノは下面に吸音材を取付ける
・窓や扉にパッキンを詰める、二重サッシにする
・消音ユニット取付ける → 消音ユニット
・防音室を設置する